第六章 唯一のもの、唯一のひと 目次

―私から彼を奪おうとする女は許さない、決して―


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夏休みに入ったものの、最高学年であるふたりは数日に一回は大学に行く日々を送っていた。
そしてある日、学会の進度確認のために大学へ行った昂貴は同期生に話しかけられる。
他人に干渉されることで気づくこと。自分自身の想い、そして、相手の想い。
この世でただひとつ、なにがあっても叶えたい目的がある。
この世でただひとり、なにがあっても譲れない存在がいる。
初めて知った、挑む覚悟と戦う強さ。生まれる想い。それは――。
※こちらはSide Story:No Rose without a Thornに続くお話です。読了後推奨。
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First Section - Chapter 6
2005.03.30.Wed. - 2005.06.11.Sat.
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