"Ti amo." あとがき

―イタリア語は、なにを語るためにあると思う……?―


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 …………、問題の第三章をお届けします(どちらかというと、やっちまったって感じですが)。
 読んで下さってありがとうございます! ……引いた方も、引かなかった方も(笑)。

 高原昂貴流スパルタ教育……
 良い子の皆さんは真似しないでください。憶えられるわきゃありません。
 あのシーンのプロットが出てきた時には本気で書くか書くまいか悩みましたよ。書いちゃったけども。
 そういえば、やっとタイトル名の由来が出てきましたね。なかなか思いつかなかったんですが、これを思いついた時には即座に決定しました。簡単な単語のわりには他で見たことがないので、結構気に入ってます。おかげでサイト名にまでなっちゃったという出世タイトル(笑)。
 えー、これ書いたぐらいだから、イタリア語習ったことあるんですけど、まさかこんなところで役に立つとは思わなんだ。えーっと、全国のイタリア語に興味があったり勉強してたりするみなさん、お役に立ちましたでしょうか? 役に立つわけありませんかそうですか。風澄と同じく語学が苦手だけど数だけはやってるワタクシです。経験言語は風澄よりも多いんですが、どれもサッパリできません。それから、一応正確を期してはいますが、綴り間違いや訳の間違いに気づいた方はどうぞメールでご一報くださいませ。また、細かく説明するのは無理ですが、簡単な訳をこちらに掲載いたしました。
 Ti amo.意味は言わなくてもおわかりでしょう。昂貴も考えたもんだ、イタリア語でなら、今はわからなくてもいずれわかるかもしれないもんね。彼にとっては日本語の次によく使う言語なので、心の底から思ってないとあんなふうには言えないらしいです(余計恥ずかしいって昂貴……)。さて、これに風澄が気づく日は来るんでしょうか? 来るとして、それはいつなんでしょうか? 今は思いっきり勘違いしてますけど。まぁ短い言葉ですから。
 イタリア語がなにを語るためにあるかって話は、本当は『なにを語るに相応しいか』だと思うんですけど、私の記憶は『なにを語るためにあるか』だったし、そのほうがよく伝わるので変えました。風澄が言ってたイタリア人の生きかたはイタリア語では「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」と言います。順番に食べて、歌って、愛するという意味です。
 それにしても恥ずかしい男だな高原昂貴。番外編が毎回ついてるのは、本編以上のベタ甘な台詞を昂貴が毎回うるさいほどぎゃあすかぎゃあすか吐きまくるからです。私の頭の中で。わかったよ君の気持ちは! 前回といい、キャラが本当に立ってきてます。負けるものか。で、そろそろ第一章みたいな昂貴視点のも書こうかなってことで、次回は彼がメインです。風澄視点もあります。
 なんでもいいけどアレですね、ヤりまくってますねこの回……あんまり、中身は書いてないけど。大事なのはラブシーンを書くことじゃなくて、その間やその結果の心の動きだと思うんですが、セクシャルな面を描かない恋愛モノは嘘だとも思うんです。そしてこの作品には、これぐらいのが必要だと思うわけです。今後も増減します。ちなみに、次からはもうすこし書き込まれます、詳細に渡って(笑)。

 えー、実はここまでがRosy Chain第一部の、起承転結で言うと『起』にあたります。次からは『承』ですな。第四章は格段に親しくなってきた風澄と昂貴のお話です。お待ちいただければ幸いです。
 いつものように、この章のご感想もメール掲示板で是非お願いいたします〜。
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2003.10.19.Sun.
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